Erkenntnisweg und Heiliger Geist
古代からの叡智と哲学的思考を統合する、ミヒャエル・デーブス著『認識の道と聖霊』のブックデザイン。
“ミヒャエル・デーブス著『認識の道と聖霊』は、神話という形で語り継がれてきた叡智を、哲学的思考によって紐解くことに挑戦しています。”
“現代人にとっての神話とは、ヴェールの掛けられた「おとぎ話」の様なものです。しかしデーブス氏は現代的な思考を駆使し、神話に掛けられたヴェールを剥ぎ取ろうと努力します。その様は暗闇から白昼へ、忘れられていた叡智の扉が姿を現す様です。”
“叡智の扉が幾重にも重なり、思考によってその扉が開かれていく様を特徴的なカヴァーデザインによって表現しました。そして扉の中央には "I"(私)の文字が姿を表します。暗闇から白昼へ移行する読者の意識を、光と影の中間色によって表現しました。そうして得られた本書の外観は、教会建築における瞑想の回廊をも連想させます。”
“現代性とミニマリズム、古代からの叡智と哲学的思考、これらを統合した本書は、これまでになく新しい外観を持つブックデザインとなりました。”