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Yuta Takahashiが講師を務める、R. シュタイナー建築講義を開催。
Yuta Takahashiが講師を務める、『R. シュタイナー建築講義「芸術衝動(とりわけ造形芸術において)を内面的に理解する」』を開催。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて生きたルドルフ・シュタイナーは、現代を「唯物論的な時代」と呼びました。神秘思想家として活動した彼は、現代の人類が自意識を発達させる以前、人々は本能的で内面的な啓示に基づいて文化生活を営んでいたと観ました。しかし、時代が進み人類が自意識を発達させるにつれ、本能的、内面的な衝動は引き、自由と引き換えに様々な誤謬を孕む外面的な文化生活が到来したと語っています。さらに人類の進化上、内面性から外面性への移行は必然であり、未来において人類は、意識的な状態を保ったまま、再度、内面生活を掴み取る必要があると語っています。
生涯において6,000回に及ぶ講演を行い、哲学、教育、芸術、医学、農業、建築、経済など多随にわたる分野に業績を遺したシュタイナー。彼は芸術衝動も、来るべき未来において必要とされる人類の在り方から理解し、体現する必要があると考えました。その未来的な芸術衝動は、道徳的であり倫理的である、と語っています。私たちは芸術衝動を内面的に理解し、それを道徳的、倫理的な衝動にまで高めることは可能でしょうか?
全3回にわたって開催する、『R. シュタイナー建築講義』では、人類史における建築の造形的衝動という側面から、芸術の内面的理解、そしてそれら認識を可能にする立脚点について、ルドルフ・シュタイナー著『自由の哲学』『新しい建築様式への道』などを引き合いに出し、過去、現在、未来の芸術衝動の内面的な理解について共有したいと思います。
第1回 2025年6月22日(日)20:30-22:00
第2回 2025年7月6日(日)20:30-22:00
第3回 2025年8月31日(日)20:30-22:00
zoomにて開催 お申し込みは:info@yutatakahashi.jp