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『オイリュトミーぬりえI,II』のブックデザインを行いました。

『オイリュトミーぬりえ』のアートディレクションを行なった。オイリュトミーとは20世紀初頭、思想家のルドルフ・シュタイナーによって創始された「動きの芸術」である。それは言語器官が行なっている母音や子音の動きを、体全体を使って表現する芸術である。現在は教育分野において子どもの発達を助ける為に、また病院や治療施設などでオイリュトミー療法として、会社や企業でソーシャルオイリュトミーとして人間関係を円滑にする為にも使用されている。 

著者の吉田恵美氏は『オイリュトミーぬりえ』についてこう語っている:

[. . .] 自分で色を塗ることによって、一つひとつの色の中に入ってゆくことが可能となります。一つ目の色が体験され、二つ目の色が加わった時、「色の対話(コレスポンダンス)」が体験され、そこに三つ目の色が加わった時に、一つの「音」として完成します。[. . .] 自分で塗ることによってプロセスの中に入ってゆけるので、客観的な「物」としてではなく、自分がオイリュトミーの「動きそのものになれる」ということです。

ルドルフ・シュタイナーが約100年前にスケッチしたフィギィアーを忠実にトレースすることから始め、2冊の本と付録で送付されるポスターへと纏め上げた。

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